2007年にケアマネージャーとして入社以来、ずっとこの「平須」で働いています。きっかけは義父のがん介護でした。家族のためにという思いもあり、一念発起してケアマネージャーの資格を取り、それを活かそうと思いました。 ケアマネージャーは「どうすればご入居者様が穏やかに快適にお過ごしいただけるか、そのためにどのようなケアを提供するか」などを考えることが主な仕事ですが、私はもっと細かなことにも目が行くタイプなのです。例えば、シーツ交換の時に少しでもシワがあるとすごく気になります。こういった些細なことを大事にすることが、ご入居者様にとっての心地よい居場所作りに繋がると思っているので。 ご家族様との連絡にも気を配っています。こちらから「ご入居者様が最近どのように過ごされているか」などを、こまめにご連絡さしあげると、とても喜んでいただけます。 こうやって、いろいろと気を配ることで、ご入居者様やご家族様が安心していただける。そんなやりとりが自分にすごく合っていると思います。私はこの仕事が大好きです。
ご入居者様のすべてのご意向を叶えることは難しいですが、なるべく応えてさしあげたいという気持ちは常にあります。「何か小さなことでも、即やりましょう!」という姿勢でいたいです。 先日、ご入居したばかりの方が「お部屋の電気が暗い」とおっしゃってこられました。実際は暗くないのですが、その方はホームに入居したことへの不満もあるようです。そこで、すぐにご入居の目の前で新しい蛍光灯に男性ヘルパーと一緒に交換しましたところ、「すぐにやってくれて、ありがとう」と、とても感謝していただき、そこから交流が始まりました。できることでいいので、素早く対応することの大切さを再認識した瞬間でした。
こちらのホームにご入居いただいたのも、きっと何かのご縁なので、ご入居者様やご家族様に「ここを選んでよかった」と思っていただけるための、ちょっとした工夫や努力を日々積み重ねたいと考えています。些細な例ですが、いろいろな方といろいろなお話をするよう心がけています。例えば、「皆さんおはようございます」という朝のご挨拶の後に、「〇〇さんおはようございます。今日のご気分はいかがですか?」などと、お一人おひとりにお声がけをする。すると、そんな小さなことでも、とても喜んでいただけます。お返事いただけなくても、お聞こえにならなくても、ご挨拶をして、ちょっとしたお話をしてさしあげます。 たとえどんなに小さなことでも、それを積み重ねることで、みなさまがご安心され、ご満足いただける。これからも、小さな工夫や努力を続けていこうと思っています。